反落、主要産油国の増産や米中貿易戦争の本格化を警戒=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=65.54(-0.17 -0.26%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.59~0.50ドル安。その他の限月は0.61ドル安~0.09ドル高。

 内容は曖昧だったが、先週の石油輸出国機構(OPEC)総会で増産が合意に至ったことが相場の重しとなった。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相によると、実質100万バレルの増産となる。米中貿易戦争が本格化する傾向にあるなかで、米政府が中国企業による米ハイテク企業に対する投資を制限することを計画していると報道されたことも重し。

 時間外取引で8月限は軟調に推移。週明けのブレント原油が軟調だったことに連動したが、通常取引開始を控えて売りが後退すると、通常取引序盤には69.44ドルまで上昇に転じ、先週末の高値を上回った。ただ、買いは続かず再びマイナス圏に沈むと、67.78ドルまで下落した。

(minkabu PRESS編集部) 

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