反落、OPEC総会での増産見通しや米中の対立悪化で=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=65.07(-0.78 -1.18%)

 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.79~0.78ドル安。その他の限月は0.72~0.30ドル安。

 金曜日の石油輸出国機構(OPEC)総会で、増産が合意に至ると見通されていることが重し。サウジアラビアとロシアが増産を主張している反面、イランやイラクなどは反対しており、一定の合意にたどり着けない可能性が意識されていることも売りを後押しした。トランプ米大統領が、中国からの輸入品2000億ドルに追加関税を課すと警告したことは米中貿易戦争の本格化を連想させ、金融市場全体を圧迫した。

 時間外取引から8月限は軟調に推移し、通常取引序盤には64.23ドルまで一段安となった。ただ、終盤にかけては下げ幅を縮小し、65ドル超の水準まで戻して引けた。

(minkabu PRESS編集部) 

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