日銀金融政策決定会合後円安＝東京為替前場概況

　東京外国為替市場中盤、ドル円は１１０．８０円付近まで強含み。昨日の欧州中央銀
行（ＥＣＢ）理事会後のドル高が一服した後は動意が鈍かったが、日銀金融政策決定会
合の終了後はやや円安に振れている。昨日、全面安となったクロス円もやや切り返して
いる。

　ユーロ円は１２８円前半へ浮上。ＥＣＢが出口戦略を慎重に実施へと近づけたことが
ユーロ安の背景で、２週間ぶりの安値圏で下値探りが継続していたが、買い戻しが若干
持ち込まれている。

　ポンド円は１４６円後半へ、ＮＺドル円も７７円ちょうど付近へ下げ幅を縮小。来週
はＮＺ中銀が政策金利と声明を発表する。政策金利は過去最低水準で据え置かれる公
算。
 

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