110円近辺もみ合い=東京為替前場概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 東京外国為替市場中盤、ドル円は110円ちょうど前後で推移。109.91円付近
まで弱含んだものの値幅は限定的で、先週からの反発基調が継続している。米中の通商
協議の不透明感や、燃料価格・金利上昇など複数の向かい風を受けながらも米経済が堅
調であることが見直されている。

 ただ、欧州中央銀行(ECB)が資産購入プログラムの停止についての協議を来週の
理事会から始める見通しとなっていることが、ユーロ買い・ドル売りを後押ししてお
り、対円でドル安が波及する可能性が警戒され、ドル円の上値をやや重くしている。

 戻りを続けるユーロ円は129.95円付近まで強含んだが、130円の大台を控え
て足踏み。

 豪ドル円は84.03円付近まで下落したものの、4月の豪貿易統計で輸出額は過去
最高水準を維持した。天然ガスの輸出が拡大を続けており、輸出拡大につながってい
る。

 日経平均株価は続伸。前引けでは前営業日比214.12円高の2万2839.85
円となった。
 

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