日経平均株価 始値 22552.17 高値 22602.13(09:05) 安値 22470.04(11:18) 大引け 22539.54(前日比 +63.60 、 +0.28% ) 売買高 15億4648万株 (東証1部概算) 売買代金 2兆3824億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は続伸、米ナスダック指数最高値や為替の円安などを好感 2.買い一巡後伸び悩み、前日比安くなる瞬間もあったが大引けは持ち直す 3.日米首脳会談やG7サミットなど控え、積極的な買いは見送られる展開 4.主力株ではソフトバンクが続伸歩調となるも、トヨタは売りに押される 5.TOPIXも小幅プラス圏で着地、 値下がり銘柄数は値上がりを上回る ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは178ドル高と続伸。IT関連株を中心に買いが優勢だったほか、小売り大手のウォルマートや製薬大手のメルクが上昇し、指数を押し上げた。 東京市場では、前日の米株高と為替市場での円安を好感する形で日経平均株価は続伸となった。前日に大幅高したこともあって、買い一巡後は伸び悩んだ。 5日の東京市場は前日の米国株市場で主要株指数が揃って上昇、ナスダック指数は史上最高値を更新したことなどを受け、主力株中心に買い優勢の展開となった。外国為替市場で1ドル=110円台目前まで円安が進行したことも追い風材料となった。ただ、前日に日経平均は300円以上の上昇を見せており、2万2600円近辺では売り圧力が強く、買い一巡後は伸び悩んだ。途中瞬間的にマイナス転換する場面もあったが持ち直し、フシ目の2万2500円ラインを上回って着地した。今週7日の日米首脳会談や8日から行われるG7首脳会議などを控え、積極的な買いが入りにくかった。TOPIXもプラス圏をキープしたが、値下がり銘柄数が1100を超え値上がり数を上回った。 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い高く、ソニー<6758>もしっかり。東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>も堅調。武田薬品工業<4502>、資生堂<4911>も頑強だった。ジャパンディスプレイ<6740>が買われたほか、メディカル・データ・ビジョン<3902>が値を飛ばした。TAC<4319>も上昇した。セラク<6199>、ファインデックス<3649>なども上値を追った。 半面、トヨタ自動車<7203>が売りに押され、東海カーボン<5301>も軟調。マネックスグループ<8698>、SBIホールディングス<8473>も安い。シャープ<6753>も後場下落に転じた。日本ハウスホールディングス<1873>が急落したほか、東邦チタニウム<5727>、ディー・エル・イー<3686>も大幅安。LIFULL<2120>、兼松<8020>も売られた。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、アステラス <4503> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約51円。 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は大塚HD <4578> 、中外薬 <4519> 、TOTO <5332> 、塩野義 <4507> 、ホンダ <7267> 。押し下げ効果は約21円。 東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)その他製品、(3)ゴム製品、(4)小売業、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)証券商品先物、(4)空運業、(5)水産・農林業。 ■個別材料株 △ノムラシス <3940> [東証2] 東証1部に指定。 △稀元素 <4082> [東証2] 東証1部に指定。 △KHネオケム <4189> 大和証券が新規「2」目標株価3600円に設定。 △キャンバス <4575> [東証M] CBS9106についてASCO年次総会で追加情報。 △アジュバン <4929> 共同研究契約先が再生医療を用いた脱毛症で非臨床試験を開始へ。 △不二サッシ <5940> [東証2] 医療機器向けマグネシウム合金部材の成形技術を開発。 △三精テクノロ <6357> [東証2] 非開示だった今期経常は82%増で最高益、7.5円増配へ。 △ローム <6963> GaNシステムズ社とGaNパワーデバイス事業で協業。 △ナ・デックス <7435> [JQ] 前期経常を一転23%増益に上方修正、配当も18円増額。 △良品計画 <7453> 5月直営既存店売上高が15ヵ月連続で前年上回る。 ▼アダストリア <2685> 5月既存店売上高が2ヵ月連続で前年下回る。 ▼そーせい <4565> [東証M] 現執行役副社長CFOが辞任を発表。 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アジュバン <4929> 、(2)Jディスプレ <6740> 、(3)MDV <3902> 、(4)住友精化 <4008> 、(5)日本通信 <9424> 、(6)ロジスネクス <7105> 、(7)品川リフラ <5351> 、(8)チノー <6850> 、(9)TAC <4319> 、(10)GセブンHD <7508> 。 値下がり率上位10傑は(1)日本ハウス <1873> 、(2)邦チタ <5727> 、(3)サニックス <4651> 、(4)くら <2695> 、(5)ツバキナカ <6464> 、(6)DLE <3686> 、(7)大阪チタ <5726> 、(8)OATアグリ <4979> 、(9)リニカル <2183> 、(10)エムアップ <3661> 。 【大引け】 日経平均は前日比63.60円(0.28%)高の2万2539.54円。TOPIXは前日比0.27(0.02%)高の1774.96。出来高は概算で15億4648万株。東証1部の値上がり銘柄数は853、値下がり銘柄数は1133となった。日経ジャスダック平均は3914.44円(22.79円安)。 [2018年6月5日] 株探ニュース
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