反落、週末の主要産油国による協議を警戒=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=67.04(-1.17 -1.72%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.17ドル安。その他の限月は1.12ドル安~0.08ドル高。

 週末にサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、クウェートのエネルギー相が協議を行うと伝わっているなかで、ポジション調整の売りが続いた。サウジアラビアやロシアは6月22日の総会で増産を協議することを示唆したものの、サウジとロシア以外の意見調整は行われておらず、サウジはUAEやクウェートに同意を求めるもよう。米エネルギー情報局(EIA)の週報で、米原油生産量が最高水準を更新したことも重し。

 7月限は時間外取引から軟調に推移し、通常取引開始に向けて下げ幅を拡大した。米石油協会(API)の米週間石油在庫統計で原油在庫が増加したことが重し。EIA週報が発表されると前日終値付近まで一気に切り返す場面はあったが買いは続かず、すぐに押し戻された。引け近くに66.56ドルまで安値を更新している。

(minkabu PRESS編集部) 

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