議事録でIOERの引き下げも議論=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤になってややドル売りの動きが出ている。午後になってFOMC議事録が公表されている。直ぐに次回の利上げが適切になると大半が判断していたことが明らかとなっている。6月利上げを示唆する内容ではあるが、6月利上げに関しては市場も既に十分織り込んでおり驚きはない。

 一方、インフレの緩やかなオーバーシュートであれば、有益な可能性も指摘されている。目標の2%を超えるインフレでも、しばらくは許容する姿勢を示しており、緩やかな利上げ姿勢も強調。

 ほぼ予想された内容でもあり、市場の反応も鈍いが、米2年債利回りが急降下しており、ドル売りを誘発している。イールドカーブの傾きや超過準備預金金利(IOER)に関して議論していたことが明らかとなり、IOERの引き下げの可能性も示唆している。

 ユーロドルは1.17ドル台まで買い戻される場面も見られ、ドル円も議事録発表前から20ポイント程度下落。

USD/JPY 110.15 EUR/USD 1.1698

minkabu PRESS編集部 野沢卓美 

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。