日経平均株価 始値 22907.20 高値 22954.19(10:16) 安値 22867.30(09:09) 大引け 22930.36(前日比 +91.99 、 +0.40% ) 売買高 13億0310万株 (東証1部概算) 売買代金 2兆2800億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は続伸、米国株軟調も為替の円安進行が買い手掛かりに 2.米長期金利の上昇に警戒感漂うも、日米金利差を背景に円安が進む展開 3.米アプライドマテリアルズの業績見通し受け、半導体関連は売りが優勢 4.米長期金利上昇を背景に保険株堅調、原油高受け資源・石油関連も高い 5.米中貿易摩擦への懸念拭えず、北朝鮮リスクがくすぶるなか上値に重さ ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは54ドル安と反落した。米長期金利の上昇や米中貿易交渉を巡る先行き不透明感が嫌気された。個別では決算内容が市場予想に届かなかったシスコシステムズが売られた。 東京市場では買い優勢で、前日に引き続き日経平均株価は上値を試す展開となった。買い一巡後はやや上値の重さが意識された。 18日の東京市場は、前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が下げたものの、日米金利差を背景に外国為替市場で一時1ドル=111円台目前までドル高・円安が進行したことなどを受けリスクを取る動きが継続した。原油の先高観を背景に石油株や資源関連が強かったほか、米長期金利の上昇に弾みがついていることで保険株が買われた。一方、円安にもかかわらず、半導体製造装置関連株は総じて軟調な展開を余儀なくされた。前日の米アプライドマテリアルズの業績見通しが市場の期待に届かず売りを誘い、これが日経平均が伸び悩む背景ともなった。米中貿易摩擦の問題がくすぶるほか、北朝鮮を巡る地政学リスクも拭いきれず、これに週末要因も絡み上値は重く、2万3000円台の回復はおあずけとなった。 個別では東京海上ホールディングス<8766>買われ、SMC<6273>が値を飛ばした。資生堂<4911>が高く、伊藤忠商事<8001>も買い優勢。キャリアインデックス<6538>、セイノーホールディングス<9076>が値を飛ばし、ヨータイ<5357>、IBJ<6071>も高い。日本ケミコン<6997>も物色人気。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が上昇し、ぐるなび<2440>、レノバ<9519>なども上値を追った。 半面、任天堂<7974>が値を下げ、東京エレクトロン<8035>も安い。武田薬品工業<4502>も売りに押されたほか、ダイキン工業<6367>、日本電産<6594>も軟調だった。サニックス<4651>が大きく売られ、日本製鋼所<5631>も利食われた。宝ホールディングス<2531>、パーソルホールディングス<2181>も下落した。NISSHA<7915>も下値を探る展開に。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523> 、ファナック <6954> 、TDK <6762> 、ユニファミマ <8028> 、ファストリ <9983> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約52円。 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、ダイキン <6367> 、第一三共 <4568> 、キッコマン <2801> 。押し下げ効果は約31円。 東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)保険業、(4)非鉄金属、(5)ゴム製品。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)食料品、(3)金属製品、(4)不動産業、(5)水産・農林業。 ■個別材料株 △サンユ <1841> [JQ] 今期経常は2.6倍増益へ。 △UT <2146> [JQ] 三菱UFJMS証券が目標株価を4100円へ引き上げ。 △グロバルLM <3486> [東証M] 6月8日を基準日に1→2の株式分割を実施。 △エディア <3935> [東証M] 「BALDR ACE」の事前登録者が7万人を突破。 △ペプドリ <4587> 塩野義 <4507> から2回目の技術ライセンス料を受領。 △キャリア <6198> [東証M] 「20年9月期に営業利益4割増目指す」との報道。 △ソフィア <6942> [JQ] 子会社アクアがIT導入支援事業者に認定。 △アイレックス <6944> [JQ] 今期最終は3.2倍増益へ。 △大真空 <6962> 今期経常は4.7倍増益へ。 △都築電 <8157> [東証2] 株主優待制度の新設を発表。 ▼特殊電極 <3437> [JQ] 今期経常は7%減益へ。 ▼ブライトパス <4594> [東証M] ITK-1国内第3相臨床試験で主要評価項目を達成できず。 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)キャリインデ <6538> 、(2)マツオカ <3611> 、(3)セイノーHD <9076> 、(4)カーボン <5302> 、(5)エイジア <2352> 、(6)BEENOS <3328> 、(7)大真空 <6962> 、(8)ネクソン <3659> 、(9)日本化 <4092> 、(10)ヨータイ <5357> 。 値下がり率上位10傑は(1)サニックス <4651> 、(2)エムアップ <3661> 、(3)日製鋼 <5631> 、(4)物語コーポ <3097> 、(5)宝HLD <2531> 、(6)メディアドゥ <3678> 、(7)コロワイド <7616> 、(8)デザインワン <6048> 、(9)WDB <2475> 、(10)熊谷組 <1861> 。 【大引け】 日経平均は前日比91.99円(0.40%)高の2万2930.36円。TOPIXは前日比6.88(0.38%)高の1815.25。出来高は概算で13億0310万株。東証1部の値上がり銘柄数は1161、値下がり銘柄数は824となった。日経ジャスダック平均は3955.14円(15.13円高)。 [2018年5月18日] 株探ニュース
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