NY株式31日(NY時間16:20) ダウ平均 26149.39(+72.50 +0.28%) S&P500 2823.81(+1.38 +0.05%) ナスダック 7411.48(+9.00 +0.12%) CME日経平均先物 23265(大証終比:+175 +0.75%) きょうのNY株式市場、ダウ平均は反発したものの、終盤になって伸び悩んでいる。この日のFOMC声明を受け失速した。朝方はボーイングの決算が好調だったこともあり、調整を強めていたダウ平均も一時261ドル高まで上昇した。 しかし、午後になって公表されたFOMC声明で「さらなる緩やかな金利上昇が適切になる公算」と慎重な見方を示す一方、インフレについては「今年上昇し、中期的に2%前後で安定」と表現を上方修正していたことから、株式市場は利益確定売りが強まりダウ平均は一時下げに転じている。 なお、ボーイングの10-12月期の決算は1株利益、売上高とも予想を上回った。同社で最も収益力の高い737型機が好調で、税制改革に関連した一時的な特別利益も貢献した。今年も減税効果で増益が期待され、長年苦戦を強いられていた787ドリームライナーからの利益も期待できるという。今期も予想を上回る見通しを示していた。 ダウ採用銘柄ではボーイングのほか、ナイキ、マイクロソフト、ユナイテッドテクノロジーズが上昇。GEも反発した。一方、メルク、ジョンソン&ジョンソン、ファイザーが軟調。トランプ大統領は一般教書演説で薬価引き下げに言及していた。 ナスダックも後半に伸び悩む動き。ネットフリックスが下落し指数を圧迫、インテルも軟調に推移した。しかし、アマゾン、エヌビディア、テスラは上昇し、ブロードコム、マイクロンなど半導体の一角も堅調。全体的には主力のIT・ハイテク株は買われていた印象。 バイオのカスカディアンが70%超急伸。同業のシアトル・ジェネティックスが1株10ドルで買収することで合意した。 AMDが上昇。前日引け後に10-12月期の決算を発表しており予想を上回った。ガイダンスも公表していたが保守的との指摘も出ている。 カスカディアン 10.06(+4.16 +70.51%) AMD 13.74(+0.87 +6.76%) アルファベット(C) 1169.94(+6.25 +0.54%) フェイスブック 186.89(-0.23 -0.12%) ツイッター 25.81(+0.19 +0.74%) テスラ 354.31(+8.49 +2.46%) アマゾン 1450.89(+13.07 +0.91%) エヌビディア 245.80(+3.08 +1.27%) ダウ採用銘柄 J&J 138.19(-4.24 -2.98%) P&G 86.34(-0.61 -0.70%) ダウ・デュポン 75.58(+0.45 +0.60%) ボーイング 354.37(+16.66 +4.93%) キャタピラー 162.78(-0.98 -0.60%) ユナイテッド 138.01(+1.51 +1.11%) ビザ 124.23(+0.68 +0.55%) ナイキ 68.22(+0.89 +1.32%) GE 16.17(+0.22 +1.38%) 3M 250.50(-1.04 -0.41%) エクソンモビル 87.30(+0.52 +0.60%) シェブロン 125.35(+0.12 +0.10%) コカコーラ 47.59(+0.18 +0.38%) ディズニー 108.67(-1.44 -1.31%) マクドナルド 171.14(-1.34 -0.78%) ウォルマート 106.60(-1.13 -1.05%) ホームデポ 200.90(-0.91 -0.45%) JPモルガン 115.67(+0.56 +0.49%) トラベラーズ 149.92(+1.20 +0.81%) ゴールドマン 267.89(-1.05 -0.39%) アメックス 99.40(+0.69 +0.70%) Uヘルス 236.78(+0.13 +0.05%) IBM 163.70(+0.08 +0.05%) アップル 167.43(+0.46 +0.28%) ベライゾン 54.07(+0.17 +0.32%) マイクロソフト 95.01(+2.27 +2.45%) インテル 48.14(-0.65 -1.33%) ファイザー 37.04(-0.76 -2.01%) メルク 59.25(-1.40 -2.31%) シスコ 41.54(-0.71 -1.68%) minkabu PRESS編集部 野沢卓美
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