ダウが一時１５０ドル超下落の中、ドル円も売り強まる＝ＮＹ為替チェック

　ドル円は113.45近辺で推移。ＮＹ時間に入って売りが強まっておりストップを巻き込んで一時113.30付近まで下げを加速している。米株式市場の調整売りが続いており、ダウ平均が一時１５０ドル超の下げとなる中、ドル円も売りが強まった格好。

　ロンドン時間の序盤には113.90近辺まで上昇し、114円台をうかがう動きも見せていた。ドル高というよりも円安の動きで上昇したものと見られる。明日がゴトウビということもあり、日本の投資家からのまとまったドル買い・円売りが持ち込まれたとの観測も出ていた。

　ただ、ドル売り圧力が依然として根強い。ＦＲＢの利上げ期待は強いものの、米税制改革への不透明感やインフレ鈍化への懸念がドル円の上値を抑えている状況に変化はない。

　トレンドはまだ上昇傾向にあるものの、113円をブレイクしてくるようであれば、黄色信号が点滅しそうだ。明日は１０月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）や小売売上高の発表が予定されており、その反応が注目される。

　目先の下値サポートとしては前日安値の113.25付近と、先週の安値113.10付近が意識される。

USD/JPY　113.46

minkabu PRESS編集部　野沢卓美
 

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