ほぼ横ばい、調整売りと中東情勢を懸念した買いが拮抗=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=56.76(+0.02 +0.04%)

 ニューヨーク原油の期近はほぼ横ばい。終値の前営業日比は、期近2限月が0.01ドル安~0.02ドル高。利益確定の売りが相場を圧迫した一方で、石油輸出国機構(OPEC)が月報で今年や来年の需要の伸びを上方修正したことや、サウジアラビアやイランの対立拡大が下値を支えた。サウジアラビアとバーレーンをつなぐ石油パイプラインが攻撃され、油送が一時停止した。イランの関与が疑われたが、同国は否定している。

 時間外取引で12月限はやや重かったが、方向感は限定的。通常取引開始後、57.15ドルまで強含んだが買いは続かず、56.30ドルまでマイナス転換する場面があった。ただ、売りにも一時的な勢いしかなく、ほぼ横ばいで引けた。

                         (minkabu PRESS編集部) 

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