【これからの見通し】米国は標準時間に変更、きょうはイベント少なめ

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】米国は標準時間に変更、きょうはイベント少なめ

 週明けは米国関連の主要な経済統計発表予定は無い。先週は次期FRB議長としてパウエル氏が正式に指名されており、きょうのダドリーNY連銀総裁の講演内容が注目される。これまでの路線から特段の変化はみられないとの内容であれば、米国株式市場は歓迎の反応を示しそうだ。その他、北米時間ではカナダIvey購買部担当者景況感指数(10月)が発表される程度。なお、昨日に米国やカナダは標準時間に変更されており、日本との時差は1時間拡大する。

 欧州時間では、ドイツ製造業受注(9月)、ドイツとユーロ圏の非製造業PMI・確報値(10月)、ユーロ圏生産者物価指数(9月)、スイス消費者物価指数(10月)などが発表される予定。ドイツ製造業受注は前回を下回る予想、PMI関連は速報値と同水準の予想となっている。一方、ユーロ圏生産者物価指数は伸びの加速が予想されている。

 全般に週明けは材料難となるなかで、ドル円相場の動向に注目したい。週明けの東京市場午前に114.73レベルと、3月16日以来のドル高・円安水準をつけた。しかし、その後は114円台前半へと反落しており、上昇一服。米欧株の一段高など支援材料次第では再び高値を試す場面も想定されるがどうか。

 その他の通貨では、NZドルの軟調な動きに注目したい。この日発表された第4四半期の2年インフレ予想は2.02%と前回の2.09%から低下したことが重石。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明   

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