明日のECB理事会の見方様々 購入総額を示すのみとの見方まで=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうのNY為替市場はドル売りが優勢となっている。ユーロドルは買い戻しが膨らんでおり、1.18台を回復している。きょうの上げで21日線を回復してきているものの、1.18台には9月からの下降トレンドの上値抵抗ラインも来ていることから、売り圧力も根強くあるようだ。

 ただ、上昇トレンドに回帰できるか注目の動きは見られている。明日のECB理事会が一つのきっかけとなりそうだ。市場では来年以降の出口戦略を打ち出すことが確実視されているが、具体的策については見方が様々出ており、コンセンサスも形成できないようだ。比較的多い見方としては、資産購入額を現在の月600億ユーロから300億ユーロに減らし、9ヵ月間続けるというもの。ただ、購入額については、200億ユーロから400億ユーロまで様々な予想が出ている。

 なかには、来年1年間で1800億ユーロを購入するという総額のみ示すとの見方もあるようだ。購入額の具体的な減らし方まで今回は言及しないとしている。

 いずれにしろ、明日はユーロにとって重要な1日となりそうだ。

EUR/USD 1.1808 EUR/JPY 134.27 EUR/GBP 0.8909

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。