【これからの見通し】大きく動きにくいが北朝鮮情勢次第では円高に振れる可能性も

【これからの見通し】大きく動きにくいが北朝鮮情勢次第では円高に振れる可能性も
　
　週明けのマーケットは、大きく動きにくい状況となっている。前週末に米雇用統計のイベントを通過、きょうのこのあとに目立った経済指標の発表がなく、手掛かり材料に乏しい。さらに、きょうは日本、米国、カナダが祝日となっており、米株式取引はあるものの、市場参加者は限られそうだ。
　　
　ただし、注意が必要なのは、北朝鮮情勢。前週末にロシアの議員が、北朝鮮は米西海岸射程の長距離ミサイルの発射実験を準備していることを明らかにしている。明日１０日は朝鮮労働党創立７２年の記念日で、北朝鮮はこれまで同国の記念日に合わせて核実験や弾道ミサイル発射などを行ってきている。明日の朝鮮労働党創立記念日に向けて、新たな軍事挑発の兆候が強まっていることが報じられるようなら、リスク回避の動きから円が買われる可能性がある。
　
minkabu PRESS編集部 

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