反発、米国で石油製品の在庫減少が続く=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=50.69(+0.79 +1.58%)
ブレント先物11月限(ICE) 56.29(+1.15 +2.09%)

 ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.79~0.93ドル高。先週、石油輸出国機構(OPEC)や国際エネルギー機関(IEA)が需要見通しを上方修正したことに続き、今週はイラク石油相が追加減産や減産期間のさらなる延長に言及し、世界的な需給改善期待が膨らんでいる。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、石油製品の在庫が一段と減少し、供給逼迫感が強まっていることも支援要因。ヒーティングオイル10月限は180セントの大台に乗せ、2015年7月以来の高値を更新した。

 時間外取引でニューヨーク原油11月限は堅調に推移。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、石油製品の在庫減少が続いていることが手がかりとなった。通常取引開始に向けて買いが強まり、EIA週報が発表されると値動きが荒くなる場面があったが騰勢は維持。一時51.11ドルまで上げた。

                               (みんかぶ) 

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