ポンド円は本日安値圏での推移続く 英CPIは英中銀の見方裏付ける=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ポンドはNY時間の午後に入って下げ渋っているものの、本日の安値圏での推移が続いている。ポンド円は一時141円台に下落後、現在は142円台前半で推移。この日発表の英消費者物価(CPI)を受けて英中銀の利上げ期待が大きく後退しており、ポンドは売りが強まっている。

 ポンド円は10日線の水準を回復できずに再び下値模索の展開に入っており、目先は先週末につけた141.20が下値メドとして意識される。

 英中銀は今月の英中銀金融政策委員会(MPC)でインフレはピークに近づいているとの見方を示していたが、きょうのCPIはその見方を裏付ける内容となった。明日は英雇用統計が発表され、最大の注目点は平均賃金となろう。

 3ヵ月平均の除く賞与で前年比2.0%が見込まれている。もし、2.0%を下回るようであれば、完全に利上げ期待は後退することになり、ポンドは売りが加速する懸念もある。

GBP/USD 1.2865 GBP/JPY 142.17 EUR/GBP 0.9121

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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