「炎と怒り」発言はアドリブとの観測も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の午後になってドル円は109.95付近で推移している。午後になって発表になった米10年債入札が不調だったことから米国債利回りが下げ幅を縮小し、ドル円も買いの反応を見せたが、110円台に入ると上値も重い。先週の米雇用統計を受けて買戻しの気運も高まっていたが、戻り売り圧力に上値を抑えられていることから、買戻しのモメンタムは一旦後退しているようだ。

 きょうはトランプ大統領の「炎と怒り」の発言から市場は再び北朝鮮リスクを意識しており、円相場は円高の動きが見られている。ただ、この「炎と怒り」の発言はアドリブだったとの報道も伝わっている。NYタイムズ紙は、トランプ大統領の発言前にアドバイザーらが調整していたわけではないと報じた。ケリー大統領主席補佐官も不意を突かれたという。

 北朝鮮には弾道ミサイル(ICBM)に搭載可能な小型核兵器を開発する能力があるとするワシントン・ポストの報道を受けて、大統領は好戦的なムードになったという。

USD/JPY 110.00 EUR/USD 1.1752

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美 

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