反落、リビア増産でOPECの生産量が拡大=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=49.16(-1.01 -2.01%)
ブレント先物10月限(ICE) 51.78(-0.94 -1.78%)

 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.01~0.97ドル安、その他の限月は0.94~0.57ドル安。世界的な過剰在庫が減少に向かっていることを示すデータがまだないなか、節目の50ドル台を回復した達成感もあって、利益確定の売りが入った。7月の石油輸出国機構(OPEC)の生産量が日量21万バレル増加し、拡大傾向にあることは懸念要因。減産合意から除外されているリビアの生産量回復が背景。

 通常取引開始を控えて、9月限は売りに押されて50ドルの節目を下回った。通常取引開始後は一段安となり、48.37ドルまで下落。ただ、引けにかけては下げ幅をやや縮小している。 

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