ドイツHICP受けユーロ圏も緩やかなインフレ見込まれる=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 この日発表になった一連の米経済指標を受けて為替市場ではドル売りが優勢となっており、ユーロドルはロンドン時間からの一本調子の上げを続けている。

 今週のFOMC声明を受けてユーロドルは1.1775近辺まで上昇していたが、その後は利益確定売りが強まり、1.16台半ばまで急速に下落していた。しかし、きょうの米経済指標を受けた上昇で1.1760近辺まで上昇してきており、FOMC後の戻り高値を試しそうな気配も出ている。

 きょうはドイツの7月の消費者物価(HICP)の速報値も発表になっていた。前年比で1.5%と予想を上回る内容ではあったものの、前回と伸びに変化はなかった。

 一部からは今回のドイツのHICPの結果を受けて、来週発表になるユーロ圏の7月の消費者物価速報値も予想通り、前回と変わらずの前年比1.3%が見込まれという。

 インフレ上昇は緩やかであるというECBの見方を裏付ける内容になるとの指摘も聞かれる。

EUR/USD 1.1755 EUR/JPY 130.27 EUR/GBP 0.8956

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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