米１０年物ＴＩＰＳ入札がかなり低調　ドル円は下げ渋る動きも＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の午後に入ってドル円は下げ渋る動きも見られている。日本時間２時過ぎに米１０年物ＴＩＰＳ入札結果が公表され、応札倍率が１．９８倍と低調な入札となった。２倍を下回ったのは０８年７月以来。この結果を受けて米国債利回りも下げ幅を縮小しており、ドル円も追随する動きとなっている。ただ、２００日線が控える111.95付近までは戻す気配はない。

　円安期待もあり、２００日線を再び下回ってきていることで、下値での押し目買い意欲はあるものの、ロング勢もやや慎重になってきている様子もうかがえる。再度きっかけを待ちたいところのようだ。

USD/JPY　111.74

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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