米CPIや小売売上高が弱く利回り低下=NY債券概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
米国債利回り(NY時間16:43)
2年債   1.356(-0.008)
10年債  2.330(-0.014)
30年債  2.920(+0.002)
期待インフレ率  1.771(-0.005)
※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で利回りは低下。この日発表になった米消費者物価(CPI)や小売売上高が弱い内容となったことで利回りは低下した。

 この日のCPIはコア指数で前年比1.7%と前回と変わらず、予想通りではあったものの、前月比では0.1%上昇と小幅な上昇に留まり、全体を見ても前月比で下げているアイテムが多い。イエレンFRB議長は今週の議会証言で、インフレの動向を注視して行くと強調していたが、今回のCPIもインフレ鈍化が懸念される弱い内容ではある。

 10年債は一時2.27%付近まで急低下したものの、原油が上昇したほか、米株も最高値更新が続いていたことから、後半には下げ幅を縮小させた。

 2-10年債の利回り格差は97(前日98)。

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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