カナダドルは上げ続く　カナダ円は米ＣＰＩ後の下げ戻す＝ＮＹ為替

　カナダドルは強い動きが続いており、きょうも上値追いの動きを続けている。この日発表の米消費者物価（ＣＰＩ）や小売売上高が弱かったことを受けてドル売りが強まり、カナダドルは対ドルで買いが加速。一方、カナダ円は米ＣＰＩ発表直後こそドル円に連れ安して下落したが、その後は下げを完全に取り戻している。

　今週のカナダ中銀の利上げ発表以降、カナダドルは買いが加速している。今回の利上げ自体は予想通りであったものの、声明やポロズ総裁の会見を受けて、市場は年内の追加利上げ期待を高めており、カナダドルをサポートしている模様。

　市場は１０月の金融政策委員会での利上げを有力視しているようだ。

USD/CAD　1.2649　CAD/JPY　89.01

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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