ドル円は111.30付近で推移 米国債は長期ゾーンに根強い実需=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤になってドル円は111.30付近で推移している。ユーロドルに売りが強まり、ポイントとなっている1.1150を下放れる動きも見られたことから、相対的にドル買いになり、ドル円は111.45付近まで上昇する場面も見られた。

 ただ、米国債利回りがマイナス圏で推移する中、上値ではドル売りも根強く、ドル円は伸び悩む動きも見られている。

 一方、ユーロドルは1.1140近辺まで下落したが、押し目買いも見られ、1.1150近辺まで戻す動き。ただ、1.1150から上の戻り圧力も根強いようだ。

 インフレ鈍化への懸念から米国債利回りは下げが続いているが、米株がプラス圏を維持していることもあり、ドル円も底堅さ出ているようだ。

 米国債は長期ゾーンに根強い実需が入っているようで、イールドカーブのフラットニングが続いている。ただ、FOMC前ほどドル円は敏感に反応していない雰囲気も出ている。

USD/JPY 111.31 EUR/USD 1.1149

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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