FOMC次第という面は否めない。 FOMCの結果発表までは小動きに終始するとみられる。 FOMC前の注目材料は米消費者物価指数と小売売上高。 エネルギー価格の下落などを受けた物価の低迷が今後の利上げ期待の重石となっている。 米国のインフレターゲットの対象はPCEデフレータであり、CPIではないが、 傾向はほぼ似通るため、発表の早いCPIへの注目度は高い。 予想を上回る好結果を示してくると、年内の追加利上げへの期待につながりドル買いも。 小売売上高は、第一四半期やや低調となった個人消費の回復を確認できるかがポイントに。 FOMCについては、利上げ自体は確定的で、利上げに対する市場の反応は限定的なものにとどまるとみられる。 まずないと考えられているが、据え置きになった場合にはパニック的なドル売りも。 普通に利上げが実施された場合、市場の注目は参加メンバーによる見通し。 ドットチャートで今年年末時点での政策金利見通しがどの水準になるのかが最大注目ポイント。 前回3月と同様に年内あと一回以上の利上げが示唆されるとドル買いに。 PCEなどの予想も注目。インフレ見通しの引き下げが目立つと、利上げ期待が後退しドル売りに。 みんかぶ「KLugFX」山岡和雅
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