ドル円終盤に円高進行=東京市場概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 8日の東京外国為替市場は、前日のNY市場でドル高円安の動きが広がった流れを受けて、朝方はドル高円安の流れが優勢に。NY市場午後に公表されたコミー前FBI長官の議会証言でのテキストを受けたドル買いが継続した。

 ドル円は110円を瞬間付ける展開に。

 もっとも、この後の海外市場でECB理事会、英下院総選挙、米コミー前FBI長官の議会証言などが控える中、高値からのドル買いにも慎重姿勢が強く、その後は109円90銭近辺でのもみ合いが続いた。

 午後に入って、一転して円高が進行。きっかけは通信社報道の「日銀の出口戦略は時期尚早から説明重視に~関係者」との記事が、円買いを誘った。具体性がある記事ではなく、市場の過剰反応な面もあったが、この後のイベントを前にポジション調整の動きも加わって、ドル安円高の動きが続き、109円40銭割れまで値を落とす格好に。

 この後イベントを控えたユーロやポンドは小動き。

 豪ドルは10時半の貿易黒字が予想を下回ったこともあり、いったん豪ドル売り。0.7520近くまで売り込まれたが、その後オセアニア市場でもみ合った0.75台半ばに値を戻している。

みんかぶ「KlugFX」山岡 

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