米債利回りの低下などがドル売り円買い誘う=東京市場概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 6日の東京市場でドル円は大きく値を落とした。前日の海外市場での株安原油安流れを受けて、リスク警戒感が広がり、東京市場でも株安の流れが継続。米債への資金逃避の動きから米債利回りが低下(債券価格の上昇)が起こり、ドル売りが入った面も。
 ドル円は110円台半ばからするすると110円割れへ。いったん110円近辺でもみ合ったが、戻りの鈍さが広がると、110円をしっかりと割り込み109円70銭台に。
 その後は少し値を戻したが、110円が重くなる中で、海外勢の本格参加を前に再び安値をトライ。日経平均が2万円の大台を割り込むなど、株安の動きが強まる中で、ドル円も今日の安値を割り込無動きとなった。
 豪ドルは10時半に発表の第1四半期経常収支が予想を大きく上回る赤字幅となり、一時急落。その後1時半のRBAはほぼ予想通りとなり、発表直前の水準でもみ合った後、午前の下げ分を解消する動きとなった。

みんかぶ「KlugFX」山岡和雅
 

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