ユーロはＥＣＢ理事会控え底堅い動きが続く＝ＮＹ為替

　ユーロドルは1.12台半ばで推移している。きょうは米国債利回りの下げが一服しており、ドルの買戻しも見られる中、ユーロドルは利益確定売りも出ている。しかし、下押す気配もなく1.12台はしっかりと維持される中、底堅さも示している。

　ユーロにとってはいよいよ、今週のＥＣＢ理事会が注目となる。政策は据え置きが確実視されているが、注目はガイダンスを出口戦略に向けて変更してくる可能性が高いことだ。その可能性は濃厚だが、既にその辺は織り込み済みであり、どのように変更してくるかがポイントであろう。内容次第ではユーロは材料出くし感から一旦、利益確定売りが出るとの指摘もあるようだが、資金がドルに向かう気配もないことから下げは限定的との見方もあるようだ。

　一方、ユーロ円はドル円の上値が重いこともあり、124円台前半に値を落とす動き。きょうの動きで１０日線を下回っており、現在は２１日線付近で推移している。

EUR/USD　1.1257　EUR/JPY　124.32　EUR/GBP　0.8713

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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