ドル円は全体的に様子見気分が強い=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 一連の米経済指標を通過してドル円は110.40近辺で推移しいている。先週の米雇用統計後の下落から一服はしているものの、上値は依然として重く、全体的には様子見気分が強い。今週のECB理事会や英総選挙、そしてコミーFBI前長官の議会証言といった重要イベントを控える中、方向感はないようだ。

 FRBの6月利上げは確実視されているものの、先週の米雇用統計を受けて市場では、その後の利上げや成長についてやや疑問も出てきているようだ。

 米国債利回りが5ヵ月ぶりの低水準まで下げる中、ドル円は110.35付近に来ている200日線水準まで下げて来ている。下値では買いも出てきているようだが、一方で上値を追う動きも見られておらず、110円台半ばの水準を超えると売り圧力も強まる状況のようだ。

USD/JPY 110.43

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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