反落、OPEC総会では9ヶ月間の減産延長で合意へ=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=51.36(-0.11 -0.21%)
ブレント先物7月限(ICE) 53.96(-0.19 -0.35%)

 ニューヨーク原油7月限は反落。時間外取引で51.88ドルまで上値を伸ばした後に失速し、通常取引開始後に51.03ドルまで下げに転じた。25日に行われる石油輸出国機構(OPEC)総会を控えて、OPEC加盟国と減産協力国の6カ国で構成される共同閣僚監視委員会(JMMC)は9ヶ月間の減産延長案で合意した。これまでの想定通り、OPEC総会でもこの案が合意に至る見通しとなったことで、利益確定の売りが優勢となった。イランのザンギャネ石油相は加盟国で意見が分かれていると述べたものの、「(減産延長期間は)6ヶ月でも9ヶ月でも問題ない」とした。

 米エネルギー情報局が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比443.2万バレル減となり、市場予想以上に減少したが、買いは一時的だった。 

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