ＥＣＢ議事要旨は慎重だったっものの期待は温存＝ＮＹ為替

　ユーロドルはＮＹ時間に入って下げ渋っているものの、きょうは戻り売りが優勢となっている。ただ、1.11台は維持されており、堅調は動きは維持されている状況。トランプ騒動によるドル売りの受け皿となっていたユーロドルだが、リスク回避的な動きもきょうは一服しており、ユーロも上げを一服させているようだ。

　市場ではＥＣＢの出口戦略への期待が高まっており、来月の理事会では出口戦略に向けてガイダンスを変更してくるのではとの期待も高まっている。それを見るうえで、きょうのＥＣＢ議事要旨は注目されたが、慎重な意見が多く、景気の下振れリスクや、インフレ見通しの低さが指摘されていた。

　ただ、５月の理事会後に発表になっている経済指標の強さから、ガイダンス変更への期待は温存されている。

EUR/USD　1.1127　EUR/JPY　123.39　EUR/GBP　0.8555

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美 

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