NY時間の午後に入ってポンド円は146.75付近、ポンドドルは1.28台後半で推移。きょうのポンドは英金融政策委員会(MPC)を受けて戻り売りを強めている。ポンド円は一時146円台前半まで下落している。 政策は大方の予想通り据え置かれたが、政策委員の投票行動は7対1と、利上げ主張は前回同様にフォーブス委員のみとなった。声明や、その後のカーニー総裁の会見でも、利上げバイアスは残しているものの、急ぐ気配はないようだ。 そして、きょうは四半期インフレ報告も発表しており、インフレ見通しを引き下げている。カーニー総裁は賃金上昇の鈍さに言及していた。 足元の経済指標は底堅いファンダメンタルズを示しているものの、物価高による個人消費減速への懸念が根強い。また、今後始まるEU離脱交渉の影響が見えにくい中、市場では英中銀が早期に引き締めに動くのは困難との見方が多いようだ。 ポンド円は10日線が145円台後半に来ており、ポンドドルは21日線が1.28台前半にきている。目先の下値サポートとして意識されそうだ。 GBP/USD 1.2883 GBP/JPY 146.73 EUR/GBP 0.8441 みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
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