ダウ平均は反発 経済再開への期待や米中対立への警戒感が一服=米国株序盤

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式12日(NY時間09:52)
ダウ平均   24238.25(+16.26 +0.07%)
ナスダック   9148.48(-43.87 -0.48%)
CME日経平均先物 20490(大証終比:+200 +0.98%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発して始まっている。引き続き市場は、経済再開の状況を見極めたい雰囲気が強い中、回復へ期待が強いようだ。クオモNY州知事は一部の低リスク企業に限って金曜日から規制を解除すると発表していた。また、米中対立への緊張が高まる中、中国がレアアース鉱石など米製品79品目に課している報復関税を免除すると発表したこともフォローとなっている。

 ただ、市場は規制解除後の感染第2波を警戒している。WHO(世界保健機構)は中国を含む既に規制を解除した国で感染拡大が見られていると警告。きょうは米アレルギー・感染症研究所(NIAID)のファウチ所長の上院での議会証言が行われる予定だが、同所長は、州による閉鎖解除は不必要な危険や死亡を招くとして、時期尚早との見解を示すものと見られている。

 IT・ハイテク株はきょうも堅調なスタートとなっているものの、上値では利益確定売りも出ている模様。先日の決算を受けて、IT・ハイテク株はウイルス感染の危機から最も回復力があるとの見方から買いが集まっていた。最高値を更新する銘柄も出る中、さすがに急ピッチな上昇に上げ一服感も出ているようだ。ナスダック指数は上昇して始まったものの、下げに転じている。

 取引開始前に4月の米消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、外出規制で大幅な低下となっていた。ただ、株式市場の反応はいまのところ限定的。

アルファベット(C) 1399.72(-3.54 -0.25%)
フェイスブック 212.52(-0.66 -0.31%)
ネットフリックス 440.20(-0.32 -0.07%)
テスラ 824.64(+13.35 +1.64%)
アマゾン 2393.02(-15.98 -0.66%)
エヌビディア 319.06(-3.56 -1.10%)
ツイッター 29.28(-0.41 -1.38%)

ダウ採用銘柄
J&J 149.85(+0.74 +0.50%)
P&G 115.30(-0.01 -0.01%)
ダウ・インク 34.40(+0.50 +1.46%)
ボーイング 130.10(+1.19 +0.89%) 
キャタピラー  108.19(-0.42 -0.37%) 
レイセオン  57.52(+0.16 +0.27%) 
ビザ 181.66(-1.90 -1.03%) 
ナイキ 90.47(-0.46 -0.51%)
ウォルグリーン 41.50(-0.21 -0.50%) 
3M 146.66(+0.93 +0.63%) 
エクソンモビル  45.06(+0.19 +0.41%) 
シェブロン 92.89(-0.48 -0.50%) 
コカコーラ 45.62(+0.08 +0.17%) 
ディズニー 107.75(-0.02 -0.02%) 
マクドナルド 181.26(+0.38 +0.21%) 
ウォルマート 124.60(+0.93 +0.76%)
ホームデポ 237.54(+0.98 +0.42%)
JPモルガン 89.21(-0.76 -0.82%)
トラベラーズ  95.23(-0.28 -0.29%)
ゴールドマン  181.83(-1.33 -0.72%)
アメックス 85.44(+0.11 +0.12%) 
ユナイテッドヘルス 291.04(+2.35 +0.82%)
IBM 122.91(+0.32 +0.26%)
アップル  316.09(+1.08 +0.35%)
ベライゾン 56.41(+0.01 +0.02%)
マイクロソフト  185.47(-1.27 -0.69%)
インテル 59.86(-0.27 -0.45%)
ファイザー 37.98(-0.12 -0.32%)
メルク 78.43(+0.52 +0.68%)
シスコシステムズ 43.66(+0.34 +0.79%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

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