反落、40ドルの大台到達も利益確定の売りが優勢に=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=38.19(-1.36 -3.44%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.37~1.36ドル安。その他の限月は1.43~1.06ドル安。

 需給改善を背景に反発局面が続いていたものの、節目の40ドルに到達したことから利益確定の売りが優勢となった。週末に石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国は日量970万バレル規模の減産目標を7月も継続することで合意したことは支援要因だが、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、クウェートが6月に実施している合計日量118万バレルの自主的な減産を7月以降は終了すると発表したことは重し。

 時間外取引で7月限は40.44ドルまで上昇し、3月以来の高値を更新。ただ、大台を越える水準は重く、通常取引開始後は利益確定の売りが強まった。一時37.96ドルまで下落した。

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