アジア株は上昇もコロナ懸念根強い 米国で新規感染者最多を更新、独立記念日に向け感染拡大を警戒 東京時間13:41現在 香港ハンセン指数 24640.98(-140.60 -0.57%) 韓国総合株価指数 2138.36(+25.99 +1.23%) 豪ASX200指数 5904.40(+86.72 +1.49%) インドSENSEX30種 35155.84(+313.74 +0.90%) 中国上海総合指数 2979.55(休場) 台湾加権指数 11660.67(休場) アジア株は香港を除いて上昇。ダウ先物がプラスに転じていることが好感されており、豪州や韓国も上げ幅を拡大している。ただ、新型コロナウイルス感染拡大懸念は薄れておらず、リスク選好というわけでなく、当面不安定な相場が続くと思われる。 25日に米国で1日あたりの新規感染者数が過去最多を記録した。感染拡大を受け、テキサス州は経済活動の段階的な再開を一時停止した。ルイジアナ州やカリフォルニア州でも全面再開を延期する可能性が出てきている。アップルはテキサス州やフロリダ州など5州で計32店舗を閉鎖した。 米国でのロックダウン再導入の可能性が高まっている。仮にロックダウンが再導入されれば、世界経済に大打撃を与えることになるため、市場では「第2波」よりもロックダウン再導入への不安が高まっているもよう。ただ、クドローNEC委員長は「感染が拡大していても、米経済活動を再び閉鎖することはない」と述べている。NY市も、早ければ7月6日に経済活動再開「第3段階」に入る見通しとしており、米景気回復期待は続いている。 新型コロナウイルス感染者は25日時点、世界で960万人を突破。WHOは来週には1千万人に達すると見ている。米国では7月4日の独立記念日に向けデモが過激化すると予想されるほか、外出する人が増えるため、感染者は一段と増えると思われる。米疾病対策センターの推計によると、米の実際の感染者数は確認された人数の10倍である2400万人以上である可能性が高いと述べた。多くの人が無症状または軽症だった可能性があるとしている。 新興国での感染拡大にも歯止めがかかっていない。インドは47万人と世界4位。南米ブラジルで122万人、ペルーで26万人、チリで25万人。南アフリカでもここ数日で急増している。 上海、台湾市場は端午節祝日のため休場。
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