NY株式30日(NY時間10:06) ダウ平均 26017.07(-522.50 -1.98%) ナスダック 10440.20(-102.74 -0.99%) CME日経平均先物 22040(大証終比:-280 -1.27%) きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅に反落して始まっている。ダウ平均の下げ幅は500ドル超まで拡大している。取引開始前に発表になった第2四半期のGDPが前期比年率換算で32.9%と予想ほどではなかったものの、過去最大のマイナス成長となったことや、同時刻に発表になった米新規失業保険申請件数が2週連続で増加したことも嫌気されている。 GDPは、個人消費や設備投資、住宅投資、輸出が軒並み大きく落ち込んだ。企業の設備投資は3四半期連続で減少している。感染第2波が拡大する中で、米経済は期待ほど早期に回復しないのではとの不安を助長する内容となっている。 取引開始前にトランプ大統領の、安全な投票が可能になるまで大統領選挙を延期してはどうかとの発言が伝わったことも嫌気されている。大統領選は憲法で日付が規定されているにもかかわらず、そのような発言をしたことに、トランプ陣営が再選に向け苦戦しているのではとの疑念にもつながっているようだ。 米議会は追加刺激策の取りまとめを行っているが、協議は歩みよりを見せない中、ホワイトハウス高官からは今月末で期限切れとなる失業給付の上乗せが失効になる可能性への言及も伝わっていた。 好決算を発表した個別銘柄には買いも入っているものの、きょうはほぼ全面安の展開で始まっており、IT・ハイテク株も利益確定売りに押されている。 きょうは引け後にアップル、アマゾン、アルファベット、フェイスブックの、いわゆるGAFA(ガーファ)と呼ばれる最大手のIT・ハイテク株が決算を発表予定。市場がどのような反応を示すか、今回の決算では最注目となりそうだ。そのほか、ギリアド・サイエンシズも発表予定。 アルファベット(C) 1497.37(-24.65 -1.62%) フェイスブック 230.91(-2.38 -1.02%) ネットフリックス 481.58(-2.90 -0.60%) テスラ 1482.99(-16.12 -1.08%) アマゾン 3022.97(-10.56 -0.35%) エヌビディア 413.44(-5.18 -1.24%) ツイッター 36.54(-0.62 -1.67%) ダウ採用銘柄 J&J 146.39(-0.15 -0.10%) P&G 130.15(+1.84 +1.44%) ダウ・インク 41.76(-1.76 -4.13%) ボーイング 161.07(-4.94 -2.89%) キャタピラー 136.60(-3.93 -2.85%) レイセオン 57.35(-2.05 -3.36%) ビザ 193.40(-5.18 -2.63%) ナイキ 95.98(-0.99 -1.03%) ウォルグリーン 40.05(-1.09 -2.68%) 3M 151.62(-4.63 -2.98%) エクソンモビル 41.97(-2.06 -4.73%) シェブロン 85.82(-4.25 -4.77%) コカコーラ 47.30(-0.72 -1.49%) ディズニー 113.53(-2.09 -1.79%) マクドナルド 193.40(-2.81 -1.43%) ウォルマート 129.26(-1.43 -1.09%) ホームデポ 262.71(-1.95 -0.74%) JPモルガン 96.21(-3.47 -3.57%) トラベラーズ 113.53(-3.32 -2.89%) ゴールドマン 196.54(-6.04 -2.99%) アメックス 92.87(-3.82 -4.05%) ユナイテッドヘルス 300.67(-6.01 -2.00%) IBM 121.70(-3.62 -2.91%) アップル 376.57(-3.59 -0.96%) ベライゾン 57.17(-0.28 -0.49%) マイクロソフト 200.13(-3.93 -1.95%) インテル 47.82(-0.25 -0.51%) ファイザー 38.32(-0.56 -1.44%) メルク 78.26(-1.09 -1.37%) シスコシステムズ 45.42(-1.29 -2.79%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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