ダウ平均は小幅安 米労働市場への不透明感も、IT・ハイテク株への買いが根強い=米国株序盤

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式20日(NY時間11:30)
ダウ平均   27650.10(-42.78 -0.15%)
ナスダック   11204.78(+58.32 +0.52%)
CME日経平均先物 22930(大証終比:+50 +0.22%)

 きょうのNY株式市場はダウ平均は小幅安で推移している。朝方発表になった米新規失業保険申請件数が110万件と再び100万件を超えて来たことで、米労働市場への先行き不透明感が高まっている。また、8月のフィラデルフィア連銀指数も予想を下回った。前日のFOMC議事録では5月、6月は急速に回復したものの、感染第2波の拡大が影響し、それ以降は回復が鈍化している可能性に言及していた。きょうの指標はその指摘を裏付ける格好となっている。

 ただ、寄り付きこそ売りが先行し、ダウ平均は166ドル安まで下げて始まったものの、IT・ハイテク株中心に押し目買いも旺盛で、下げ渋る展開が見られている。

 前日はFOMC議事録で、FRBがイールドカーブコントロール(YCC)導入に否定的な見解を強調していたことで、追加緩和策への期待が後退した格好となり、株式市場もネガティブな反応を見せていた。しかし、FRBの低金利政策は当面続くことが予想される中で、株式市場の下げは一時的との見方が根強いようだ。

 エネルギーや銀行、産業は相変わらず軟調な動きを続けている。その一方でIT・ハイテク株への買いは持続しており、全体をサポートしている構図に変化はない。ナスダックは寄り付きこそ下げて始まったものの、すぐにプラスに転じている。

アルファベット(C) 1562.48(+14.95 +0.97%)
フェイスブック 266.94(+4.35 +1.66%)
ネットフリックス 496.55(+12.02 +2.48%)
テスラ 1981.22(+102.69 +5.47%)
アマゾン 3286.00(+25.52 +0.78%)
エヌビディア 488.52(+2.98 +0.61%)
ツイッター 38.73(-0.16 -0.41%)

ダウ採用銘柄
J&J 150.80(+0.41 +0.27%)
P&G 136.25(+0.48 +0.35%)
ダウ・インク 43.60(-1.04 -2.33%)
ボーイング 167.32(-1.95 -1.15%) 
キャタピラー  137.53(-0.50 -0.36%) 
レイセオン  61.18(-0.46 -0.75%) 
ビザ 202.38(+1.39 +0.69%) 
ナイキ 107.92(-0.47 -0.43%)
ウォルグリーン 39.76(-0.52 -1.29%) 
3M 162.63(-1.34 -0.82%) 
エクソンモビル  41.50(-0.46 -1.10%) 
シェブロン 85.17(-1.22 -1.41%) 
コカコーラ 47.32(-0.05 -0.11%) 
ディズニー 127.89(+0.12 +0.09%) 
マクドナルド 209.72(+0.21 +0.10%) 
ウォルマート 130.28(-2.13 -1.61%)
ホームデポ 280.47(-2.39 -0.84%)
JPモルガン 97.29(-1.26 -1.28%)
トラベラーズ  112.80(-0.40 -0.35%)
ゴールドマン  201.41(-1.61 -0.79%)
アメックス 96.70(-0.19 -0.20%) 
ユナイテッドヘルス 314.26(-1.14 -0.36%)
IBM 123.53(-0.31 -0.25%)
アップル  468.91(+6.08 +1.31%)
ベライゾン 58.92(-0.13 -0.22%)
マイクロソフト  211.26(+1.56 +0.74%)
インテル 49.29(+0.96 +1.99%)
ファイザー 38.47(+0.21 +0.55%)
メルク 84.76(-0.27 -0.32%)
シスコシステムズ 42.18(+0.31 +0.74%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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