4日大引けの日経平均株価は前日比260円10銭安の2万3205円43銭。前場の東証1部の売買高概算は10億7480万株、売買代金は約1兆8713億円。値上がり銘柄数は617、値下がり銘柄数は1457、変わらずは97銘柄だった。 日経平均株価は3日ぶりに反落。3日の米株式市場は、アップルなど主力IT関連株が売られNYダウが807ドル安と急落。ナスダック指数は5%近い下落となった。これを受けリスクオフ姿勢が強まるなか、この日の東京市場は売り先行でスタート。日経平均株価は朝方、一時360円を超す下落となった。ただ、下値には買いが入り前場は220円強の下落に値を戻した。ただ、上値は重く後場に入り再び売り直された。今晩予定されている米8月雇用統計の結果が注目されているほか、週明け7日は米国市場がレーバーデーの休日となることもあり、いったんポジションを閉じる利益確定売りも出た様子だ。 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>が安く、ソニー<6758>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>といったハイテク株が安い。エムスリー<2413>やメルカリ<4385>、BASE<4477>などコロナ危機後に大きく値を上げた銘柄が売られた。直近IPO銘柄のニューラルポケット<4056>やティアンドエス<4055>も安い。 半面、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といったメガバンクもしっかり。業界再編思惑から福島銀行<8562>や栃木銀行<8550>、筑波銀行<8338>といった地銀株が引き続き人気化した。日本製鉄<5401>やジェイ エフ イー ホールディングス<5411>といった鉄鋼株も値を上げた。 出所:MINKABU PRESS
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