アジア株は上昇、ワクチン開発期待で米株先物が大幅高 米中対立への警戒感は残る 東京時間11:00現在 香港ハンセン指数 24603.21(+99.90 +0.41%) 中国上海総合指数 3270.21(+9.86 +0.30%) 台湾加権指数 12701.17(+25.22 +0.20%) 韓国総合株価指数 2428.83(+32.14 +1.34%) 豪ASX200指数 5886.40(+26.98 +0.46%) アジア株は総じて上昇、米株先物の上げを好感して買い優勢で始まった。新型コロナワクチンに関するニュースが相次いで報道されており、米株先物が大幅高となっている。11時時点でダウ先物は240ドル高、ナスダック先物は1.1%高に。 先週末、米メルクは健康なボランティア260人を対象にワクチン治験を開始したと発表、英アストラゼネカも英国でワクチン臨床試験を再開した。米ファイザーのCEOは、新型コロナワクチンが今年末までに米国で一般向けに配備される公算が大きいとの見通しを示した。 韓国株は大幅高、約1カ月ぶり高値をつけている。同国でのコロナ規制緩和が好感されているもよう。韓国では新型コロナウイルス感染者数の伸びが鈍化していることを受け、きょうから今月27日まで警戒レベルを一時的に「2段階」に引き下げることを決定した。28日からの連休期間中は再び警戒レベルを引き上げる予定となっている。韓国のきょうの新規感染者は109人と、12日連続で100人台にとどまった。 一方、米中対立はエスカレートしており、警戒感は残っている。中国外務省報道官は先週、トランプ米政権による中国外交官に対する規制強化を受け、中国に駐在する米外交官に対し報復措置を取ると発表した。また、中国は米国側に、不合理な制限を撤回するよう求めたことも明らかにした。
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