日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の2万3180円(-0.51%)前後で推移している。FRBパウエル議長の声明を受けた米国市場の引け味の悪さもあり、利食い優勢の展開となった。寄り付きは2万3260円とシカゴ先物清算値(2万3300円)を下回って始まり、現物の寄り付き直後につけた2万3280円を高値に、その後はじりじりと値を下げる展開。前場半ばに2万3160円まで下落し、いったんは2万3260円まで戻す場面も見られたが、前引けにかけて再び下げ幅を広げており一時2万3150円を付けている。 なお、前引けのTOPIXは0.51%の下落だった。そのため、後場は日銀のETF買い入れによる需給面での下支えが意識されやすい。日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなっているが、サプライズはないとの見方が大勢であり、結果を受けて売り込まれる可能性は低いだろう。ファーストリテイリング <9983> 、エムスリー <2413> 、ソフトバンクグループ <9984> といった指数寄与度の大きい値がさ株が弱含みであり、大きく切り返す展開は期待しづらいだろうが、権利行使価格2万3250円を中心に2万3125円と2万3375円のレンジ想定から、押し目狙いとなりそうだ。 グローベックスの米株先物ではNYダウ先物は200ドル安程度で推移しているほか、ナスダック100先物は1.0%を超える下落で推移していることも手掛けづらくさせよう。NT倍率は先物中心限月で14.26まで低下してきており、NTショートでのスプレッド狙いのスタンスになりそうだ。新政権に対する期待感からショートポジションは避けたいところであり、TOPIXに比重を置いたスプレッド狙いが有効だろう。 株探ニュース
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