大証12月限 日経225先物 23410 +10 (+0.04%) TOPIX先物 1647.0 +2.0 (+0.12%) 日経225先物は前日比10円高(+0.04%)の2万3410円で取引を終了。寄り付きは2万3280円とシカゴ先物清算値(2万3270円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き前には2万3250円まで弱含んだが、現物の寄り付き時には2万3300円を挟んだレンジ推移となり、前引けにかけては2万3390円まで下げ幅を縮めた。後場は2万3350円から2万3390円辺りでのこう着が続いたが、底堅さが意識される中で大引けにかけては短期筋の買い戻しにつながり、2万3410円とこの日の高値で取引を終えた。 グローベックスの米株先物は小動きが続いていたが、東京市場の大引けにかけてNYダウ、ナスダック100、S&P500が0.5%程度の上昇と強い動きで推移していたこともあり、短期筋のショートカバーに向かわせたようだ。米国では副大統領候補者による討論会が控えているほか、トランプ大統領のツイッター発言が増えてきていることから大きくポジションを傾けづらいなか、短期筋の売買による変動にとどまっている。 とはいえ、日経225先物は狭いレンジ内での推移であったが、日中を通じて底堅さが意識される形であった。東証1部の売買代金が連日で2兆円を下回るなど薄商いが続いているが、米国の追加経済対策合意や大統領選を通過するまではポジションを一方向に傾けづらく、しばらくはスプレッドを取りに行く戦略が継続するか。 また、狭いレンジでのこう着の中においては、コール売りもしくはプット売りといった形でのプレミアム狙いも短期的には有効だろう。そのほか、NT倍率は先物中心限月で低下傾向にあるが、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)ポジションを積み上げて行き、レンジ上限突破が意識される場面において、ロング比率を引き上げるタイミング待ちである。 手口面では、日経225先物はメリルが1090枚、モルガンSが740枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1960枚程度の買い越し。TOPIX先物はソジェンが1700枚、ABNアムロが960枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが1310枚程度の買い越しだった。そのほか、クレディスイスがTOPIX先物を440枚売り、1030枚買いで590枚程度の買い越しであり、ショートカバーに向かわせたようだ。 株探ニュース
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