大阪12月限ナイトセッション 日経225先物 23490 +80 (+0.34%) TOPIX先物 1651.0 +4.0 (+0.24%) シカゴ先物 23495 +85 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 7日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックが上昇。トランプ大統領が航空会社や中小企業などを対象とした景気対策案は支持する姿勢を示し、追加景気対策案に関する合意は可能との楽観的な見方となった。また、イーライリリーが開発中の新型コロナウイルス抗体療法について食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請するなど、一段の進展が好感された。 シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比85円高の2万3495円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比30円高の2万3440円で始まり、開始直後に2万3420円を付けた後は2万3430円から2万3450円と狭いレンジでの保ち合いが継続。しかし、米国市場の引けにかけての強い流れを受けて、一時2万3500円まで上げ幅を広げ、2万3490円で取引を終えた。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好で買い先行で始まるとみられる。これまでの保ち合いレンジ上限の2万3500円を捉えてきており、強弱感が対立しやすいところであろう。米国市場の上昇は好材料視されるが、前日にはトランプ大統領が民主党との協議停止を指示したことが急落につながっていたこともあり、大統領選挙に向けた戦略とも取れる発言である。今後、二転三転することも予想され、楽観視はできないだろう。 とはいえ、権利行使価格の2万3375円を突破しレンジ上限を捉えてきたことにより、ショートカバーが入りやすくなったといえる。10月のオプションSQを控えていることもあり、ヘッジに伴う買いなども意識されてきそうだ。2万3500円での一方向でのロングポジションの積み上げは避け、TOPIX先物売りとNTロングによるスプレッド狙いを継続したい。 なお、2万3500円を明確に上放れてくれば、目先のターゲットは2万3500円から2万4000円のレンジに移行する可能性がある。その段階でTOPIX先物のショートカバーを行う形で日経225先物のロング比率を引き上げる形になりそうだ。 株探ニュース
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