アジア株 上海株は反落、利食い売りに押されるも下値は限定的 米中関係改善期待や中国景気対策の思惑買い 東京時間11:15現在 香港ハンセン指数 24649.68(台風のため午前の取引中止) 中国上海総合指数 3343.34(-16.97 -0.46%) 台湾加権指数 12907.81(-48.10 -0.37%) 韓国総合株価指数 2390.96(-12.77 -0.53%) 豪ASX200指数 6195.00(+63.04 +1.03%) アジア株は豪州を除いて下落、序盤は買い優勢で始まったものの上海株の下げを受け下落に転じている。 上海株は反落、前日に約1カ月ぶり高値をつけたことから利益確定の売り優勢で始まった。ただ、依然として米中関係改善期待のほか、あす予定されている習近平国家主席の演説への期待が高まっており、下値は限定的。米大統領選の最新世論調査でバイデン氏がリードを拡大していることから、混戦になるとの懸念が後退、バイデン氏勝利なら米中関係が改善するとの見方が強い。14日に深セン経済特区設立40周年記念式典が開かれ、習近平氏が景気対策案を発表するのではないかとの観測が高まっている。 香港の台風警戒シグナルが外出自粛の「シグナル8」に引き上げられたため、香港株式市場は午前の取引を中止。正午以降も「シグナル8」が続くようなら終日売買停止になる。 豪州株は1.03%高。金融やハイテク、消費財関連など幅広い銘柄が上昇している。ただ、豪中対立激化はやや懸念材料。中国当局が豪州産石炭の購入を停止していると関係者の話としてブルームバーグが報じている。中国は先月、豪州産の大麦や牛肉の一部輸入を停止したほか、豪州産ワインに対する反補助金調査を開始するなどしており、豪州による独自の新型コロナウイルス発生源を巡る調査に対する中国の報復措置が続いている。 韓国株は0.53%安。13日、新型コロナウイルス新規感染者102人が確認された、6日ぶりの3ケタ台となった。欧州や米国の一部で感染が再拡大していることから、同国でも感染増への警戒感が高まりつつある。
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