アジア株 上海株は小反落 高値警戒感による利食い売り優勢も下値は限定的、きょう習近平国家主席が演説へ

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株は小反落 高値警戒感による利食い売り優勢も下値は限定的、きょう習近平国家主席が演説へ

東京時間11:14現在
香港ハンセン指数   24505.72(-143.96 -0.58%)
中国上海総合指数  3350.32(-9.44 -0.28%)
台湾加権指数     12921.45(-25.68 -0.20%)
韓国総合株価指数  2383.68(-19.47 -0.81%)
豪ASX200指数    6189.30(-6.45 -0.10%)

アジア株は軒並み下落、前日の米株安を嫌気して売り優勢で始まっている。新型コロナウイルスワクチン開発への期待感が後退し、きのうのダウ平均は157ドル安で取引を終えた。米製薬大手のイーライリリーは新型コロナ抗体治療薬の臨床試験を安全性への懸念を理由に停止したと発表した。その前には米ヘルスケア製品メーカー大手のJ&Jが臨床試験を実施している参加者の原因不明の発病を理由に、ワクチン研究を一時中断したと発表した。
また、米追加経済対策案合意への期待も後退している。シューマー米上院院内総務は、トランプ政権の1.8兆ドル規模の経済対策は優先事項が間違っており、ペロシ下院議長はトランプ政権の提示案を否定するのが正しいと述べている。

上海株は小反落、高値警戒感による利益確定売りが優勢。ただ、米中関係改善期待などの買いは続いており下値は限定的。本日、深セン経済特区設立40周年記念式典で習近平国家主席が演説を行う予定となっており、何かしらの景気対策案を発表するのではないかとの期待も高まっている。

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