大阪12月限ナイトセッション 日経225先物 23540 -50 (-0.21%) TOPIX先物 1639.5 -1.5 (-0.09%) シカゴ先物 23550 -40 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 14日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックが下落。ムニューシン米財務長官が追加経済対策の選挙前の合意成立は困難との見方を示したことが嫌気された。また、決算発表が本格化する中、ゴールドマン・サックスの決算を評価する一方で、ウェルズファーゴやバンク・オブ・アメリカの予想を下回る決算内容が投資家心理を悪化させたことも響いた。 シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比40円安の2万3550円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比変わらずの2万3590円で始まり、開始後に2万3630円まで上げ幅を広げる場面もみられた。米国市場の取引開始後は概ね2万3570円から2万3620円辺りで推移していたが、ムニューシン財務長官の発言を受けた米国市場の弱い値動きにより、2万3540円から2万3590円にレンジを切り下げ、2万3540円で取引を終えている。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好でやや売り優勢の展開が見込まれ、引き続き2万3500円レベルでの攻防になりそうだ。ただし、米追加経済対策については大統領選挙前の合意は厳しいとの見方がコンセンサスであるほか、決算発表が本格化する中で積極的にポジションを傾けにくい需給状況であるため、米国市場が下落した影響は限定的であろう。短期筋のショートが想定されるが、2万3500円辺りでの底堅さが意識されやすい状況は変わらない。 VIX指数は1.2%のプラスとなっているが、直近のボトム水準からの上昇であるため想定内である。SOX指数は下落しているものの、半導体株の下げも小幅にとどまっており、こちらの影響も限られよう。NT倍率は先物中心限月で14.37と連日で支持線として意識されている25日移動平均線を上回って推移している。2万3500円を固める動きから2万4000円へのトレンドに備える中で、引き続きNTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いになりそうだ。 また、レンジ下限として意識されてきている2万3500円を下に仕掛けてくる動きがみられるようであれば、NTロングのポジションを積み増すスタンスも継続したい。NT倍率が14.30辺りまで低下する場面においても同様にNTロングを積み増したいタイミングとなろう。 株探ニュース
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