小幅続落、新型肺炎の再流行が重しだが底堅さも=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=40.88(-0.08 -0.20%)

 ニューヨーク原油の期近は小幅続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.12~0.08ドル安。その他の限月は0.17~0.08ドル安。

 新型コロナウイルスが欧州を中心に再流行しているほか、米国の日々の感染者数が再び上向いていることで石油需要の下振れ懸念が高まった。ただ、米製薬大手ファイザーが独ビオンテックと開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、後期段階の臨床試験で有効性が示された場合、11月後半までに米国で緊急使用許可を申請する可能性があると発表したことは下値を支えた。9月の米小売売上高や10月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が強かったことは、悲観的な景気見通しを後退させた。

 時間外取引で11月限は売り優勢。通常取引序盤にかけては40.08ドルまで下げた。ただ、その後は買い戻しが入り小幅安で引けた。
 
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