東京株式（寄り付き）＝続落、米株急落によるリスクオフが波及

　２７日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比１１７円安の２万３３７６円と続落。

　欧米で新型コロナウイルス感染者数の拡大が再加速しており、株式市場にもリスクオフの波が及んでいる。前日の米国株式市場では追加経済対策の早期成立期待が後退する一方、新型コロナウイルスの新規感染者数が前週末に過去最多を更新したことを警戒する動きが顕在化し、ＮＹダウが一時９６５ドル安と波乱の展開をみせた。東京市場でもこの影響を受ける形で主力株をはじめ広範囲に売りが波及している。ただ、日本は欧米と比較して新型コロナ感染拡大による経済への影響が、現段階ではそれほど深刻視されていないということもあり、狼狽的に下値を売り込むような動きも想定しにくい。売り一巡後は日銀のＥＴＦ買いが下値を支え、日経平均が下げ渋る展開も予想される。

出所：ＭＩＮＫＡＢＵ　ＰＲＥＳＳ

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