反落、感染拡大で独仏は再び大規模な都市封鎖へ=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=37.39(-2.18 -5.51%)

 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比2.18~2.15ドル安。その他の限月は2.10~0.84ドル安。

 欧州を中心として新型コロナウイルスの再流行が顕著となっており、フランスやドイツで全土での都市封鎖が再び行われる方向にあることから、石油需要が減少する見通しとなっている。報道によるとドイツでは来週から制限措置を強化し、レストランやバーに一ヶ月程度の休業要請が行われるもよう。フランスのマクロン大統領は必要不可欠な店舗以外の閉鎖を指示し、全国規模での都市封鎖を再び行う意向を示した。

 米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が増加したことも重し。ハリケーン「デルタ」が通過し、米原油生産量が回復したことが在庫を押し上げた。ただ、留出油に含まれる燃料油の需要は一段と回復しており、コロナショック後の最高水準となった。

 時間外取引から12月限は下落。通常取引開始後は36.97ドルまで一段安となった。
 
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