大証12月限 日経225先物 25360 -60 (-0.23%) TOPIX先物 1715.0 -17.5 (-1.01%) 日経225先物は前日比60円安(-0.23%)の2万5360円で取引を終了。寄り付きは2万5500円とシカゴ先物清算値(2万5580円)を下回って始まった。現物の寄り付き時に上げ幅を縮めたが、指数寄与度の大きいファーストリテイリング <9983> 、エムスリー <2413> など値がさ株の上昇がけん引する形で日経平均株価を押し上げ、日経225先物も一時2万5590円まで上昇する場面がみられた。 ただし、オプションSQを明日に控えて上値の伸びは鈍く、その後は権利行使価格2万5500円近辺でこう着。グローベックスの米株先物の弱い流れを受けて後場には2万5320円まで売られるものの、水準としては権利行使価格の2万5500円を中心に、上の権利行使価格2万5625円、下の権利行使価格2万5375円辺りでのレンジ推移となった。 日経225先物は現物の引けにかけて2万5540円まで切り返したが、大引け後の15分間でポジション調整の売りで反動安となった。指数寄与度の大きい銘柄が日経平均をけん引する一方で、バリュー株は利益確定に押されて日経225型優位の状況が続いた。これにより14.69で始まったNT倍率は、先物中心限月で一時14.79まで上昇。9日につけた高値14.81に迫ってきており、今後ローテーションの中で低下も意識されるとはいえ、NTの上昇傾向は継続しそうである。 なお、グローベックスの米株先物ではNYダウ先物が180ドルほど下落して推移している。ナスダック100先物も下落しているが、相対的に小幅な下げで推移しており、この流れが米国市場でみられるようだと、引き続きグロース優位が想定される。また、SQ値が低く決まる可能性があるが、これが2万5000円を上回るようだと、この辺りがより下値支持線として強く意識されることになろう。 手口面では日経225先物はシティが2670枚、ABNアムロが1380枚程度の売り越しに対して、クレディスイスが1040枚、ゴールドマンが630枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが2070枚、みずほが1220枚程度の売り越しに対して、BofAが2930枚、バークレイズが1090枚、クレディスイスが660枚程度の買い越しだった。クレディスイスは数量は少ないがカバーを進めているほか、BofAはNTショートのポジションとなっている。 株探ニュース
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