NY株式19日(NY時間12:49) ダウ平均 30955.07(+140.81 +0.46%) ナスダック 13154.87(+156.37 +1.20%) CME日経平均先物 28675(大証終比:+5 +0.02%) きょうのNY株式市場でダウ平均は4日ぶりに反発。先週は3連休を前に調整の動きが出ていたが、連休明けのきょうは買いが先行して始まった。ダウ平均は一時272ドル高まで上昇する場面が見られたものの、買いが一巡すると伸び悩む動きが出ている。 市場は、今後ワクチンの展開が進むにつれて下期の景気回復への期待を強めており、株式市場のモメンタムは強い。しかし、今後、決算が本格化して来る中で、下期の景気回復期待を裏付けるヒントが何か出るか期待している面もあり、上値に慎重になっているようだ。ただ、市場からは調整リスクはあるものの、弱気相場入りの可能性は低く、押し目買いを推奨する声も聞かれる。 きょうは次期米財務長官に指名されているイエレン前FRB議長の米上院財政委員会での指名公聴会が実施された。イエレン氏は雇用に焦点を置く姿勢を強調したほか、財政については「安定させる必要があるが、いまは支援が最優先」としている。中国については、最も重要な戦略的競争相手としたうえで、「不公正な慣行に対応する準備がある」と厳しい姿勢を示していた。ただ、市場はある程度、想定範囲内であったこともあり、大きな反応は見られていない。 アメックスが上昇しておりダウ平均をサポートしている。アナリストがカード株の投資判断を引き上げており、同社についても従来の「売り」から「買い」に2段階引き上げた。失業率とGDPの見通しの改善、そして、米国債のイールドカーブのスティープ化が金利収入を高めると見込んでいる。2022年にかけてモメンタムを伴った大幅な回復に繋がる可能性があると指摘した。 ゴールドマンが取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を公表しており、株式部門が好調で好決算を発表していた。しかし、事前に織り込んでいたことや、FICC(債券・為替・商品)部門が冴えなかったことから株価は下落。 一方、IT・ハイテク株は買いが優勢となっており、ナスダックは堅調に推移。今週はネットフリックスやIBM、インテルが決算発表を予定している。 アルファベット(C) 1787.03(+50.84 +2.93%) フェイスブック 258.05(+6.69 +2.66%) ネットフリックス 505.37(+7.39 +1.48%) テスラ 837.88(+11.72 +1.42%) アマゾン 3126.81(+22.56 +0.73%) エヌビディア 518.42(+4.04 +0.79%) ツイッター 45.92(+0.74 +1.64%) ダウ採用銘柄 ユナイテッドヘルス 354.27(+2.97 +0.85%) メルク 82.96(-0.42 -0.50%) マクドナルド 208.57(-1.34 -0.64%) マイクロソフト 214.93(+2.28 +1.07%) ホームデポ 275.09(-0.50 -0.18%) ボーイング 208.64(+4.32 +2.11%) ベライゾン 57.17(-0.21 -0.37%) ビザ 201.80(+0.21 +0.10%) ハネウェル 207.62(+1.65 +0.80%) ナイキ 139.15(-1.57 -1.12%) トラベラーズ 143.91(+0.67 +0.47%) ディズニー 173.19(+1.75 +1.02%) ダウ・インク 57.03(-0.28 -0.49%) セールスフォース 216.00(+2.86 +1.34%) シスコシステムズ 45.12(-0.32 -0.69%) シェブロン 94.16(+2.07 +2.25%) コカ・コーラ 48.42(-0.28 -0.57%) ゴールドマン 296.68(-4.33 -1.44%) キャタピラー 194.53(+0.94 +0.48%) ウォルマート 143.57(-1.07 -0.74%) ウォルグリーン 48.03(-0.91 -1.86%) インテル 57.89(+0.31 +0.53%) アメックス 127.51(+5.36 +4.39%) アムジェン 248.38(+2.67 +1.09%) アップル 127.71(+0.57 +0.44%) P&G 134.25(-0.53 -0.39%) JPモルガン 138.75(+0.11 +0.08%) J&J 162.36(+2.06 +1.29%) IBM 128.63(+0.24 +0.19%) 3M 168.63(+3.08 +1.86%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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