大阪3月限 日経225先物 29420 -80 (-0.27%) TOPIX先物 1922.0 -6.0 (-0.31%) 日経225先物(3月限)は前日比80円安の2万9420円で取引を終了。寄り付きは2万9410円とシカゴ先物(2万9410円)にサヤ寄せして始まった後に2万9350円まで下げ幅を広げる場面がみられたが、ナイトセッションでつけた安値でもある同水準を割り込むことなく、押し目買い意欲の強さがうかがえた。 前場半ば辺りまで2万9450円を挟んだこう着が続くなか、前引けにかけては買い戻しの流れから2万9500円台を回復。後場半ばには再び2万9430円まで下げる場面があったものの、引けにかけて切り返しており、現物の取引終了直後には2万9560円まで上昇した。ただし、大引けの注文が売り越しだった影響から2万9420円と結局は下げに転じて取引を終えている。 調整場面ではインデックス買いが断続的に入っていたほか、先物の手口も昨日同様、米系証券によるTOPIX先物を大量に買う動きがみられている。大引けで売られる形とはなったが、引けにかけてのインデックス買いによる反動で、引けのオーダーは差し引きで売り越しといったところであろう。NT倍率は先物中心限月で一時15.23倍まで低下したものの、後場はTOPIX型のインデックス買いが落ち着いたことから、最終的には15.30倍で引けており、25日移動平均線水準に戻している。トヨタ自動車 <7203> が決算発表後に急伸したが、引けにかけて伸び悩んだこともTOPIXの上値を抑える要因となった。 ここまでのグローベックスの米株先物は堅調に推移している。本日は利食い優勢ではあったが、米国市場で強い流れが継続するようだと、2万9500円辺りが支持線に変わってくる可能性がありそうだ。週末はオプションSQとなり、需給が軽くなる。決算発表についても週末でようやく一巡することもあって、押し目買いの水準を切り上げてくる可能性にも期待したい。また、TOPIX先物の大口買い越しについても継続となるか否かが注目点となる。 手口面では、日経225先物はシティが2380枚、ゴールドマンが620枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1770枚、モルガンSが820枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はゴールドマンが970枚、ABNアムロが840枚、シティが690枚、ソジェンが630枚の売り越しに対して、JPモルガンが2710枚、モルガンSが1900枚の買い越しだった。引き続き米系証券によるTOPIX先物の大量買い越しが目立つ。 株探ニュース
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